コンフィチュリエ、フィリップ・ブルネトンは「コンフィチュールの喜び」を目指して、様々な自然の恵みを集めて製造しています。
「コンフィチュールを食べる」ことを実感するため、すり潰さずにカットしたままの果物を使用し、果物の味わいと食感を丁寧に表現しています。
もともと、シェフとして活躍していたフィリップ。そこで身につけた技術が、斬新でオリジナリティーのある感覚を引き出しました。
果物のみにとどまらず、花やハーブ、スパイスや他の珍しい食材をも美味しく組み合わせます。このようにして、嬉しい驚きを目指した繊細なコンフィチュールが生まれるのです。
食の都として名高い、リヨン。その郊外の小高い丘にフィリップのアトリエは構えられています。
また、彼のアトリエは、コンフィチュール作りになくてはならない、様々な果物の生産者に囲まれています。
彼が選ぶのは、基本的に地元の生産者ばかり。環境や果物の新鮮さを考慮すると、果物の調達は半径50キロ以内が必要不可欠です。彼は口癖のように、『収穫と輸送にかかる時間が短ければ短いほど、良いものができる』と言っています。
彼のコンフィチュールを支える果物は、太陽の光をたっぷりと浴びて熟したその土地のものや、地元の生産者が機を逃さず収穫するために苗木の植え方まで気を遣ったようなものばかり。
「この果物が、コンフィチュールの神髄を知る私にとって、豊かな味の保証となるのです。美味しいものを使ったら、美味しいものしかできません!」とフィリップは言います。